お知らせ

暑中お見舞い申し上げます、8月です。

 例年通り8月13日、14日、15日はお盆休みをいただきます。処方箋の有効期限は4日間ですので、お盆前に受診される方はお早めにお受け取り下さい。

 今年は欧州リウマチ学会で「グルココルチコイド(ステロイド)を併用しない」とする新しいガイドラインが示されたことが大きな変化でした。2024年の日本のガイドラインは岡山大学の西田先生を中心にして作成されました。日本の新しいガイドラインでも副腎皮質ステロイドは補助的治療の位置づけに変更され、必要最小限の量と期間に留めるように注意書きされています。また、日本の新ガイドラインでは、フェーズⅡ(MTXなどのcsDMARDsが無効だった場合)の治療として生物学的製剤とJAK阻害剤が並列で記載されており、JAK阻害剤を比較的早期から選択できるようになりました。
 先述した欧州と日本では患者数や医療費負担が大きく異なります。生物学的製剤やJAK阻害剤は非常に高額ですが、ドイツでは必要な患者は無料で使えます。医療費負担の違いが欧州と日本のガイドラインの違いとして表れているのではないかと思います。国ごとに制度の違いはありますが、医療費は国民の不公平感を助長し、それぞれの国で大きな課題となっています。その解決策として人工知能の活用が考えられています。人工知能をリウマチ診療で用いることになれば、個々に合わせたオーダーメイド治療ではなく、人工知能のアルゴリズムから割り出されたガイドライン通りの平均的な治療が主流になるのではないかと想像します。
 本日はそんな社会問題は全く意に介さない大分の織部先生の講演の座長をいたします。織部先生とは九州大学生体防御医学研究所に勉強に行った際に初めてお会いしました。今も初めてお会いした43年前と変わらず、とても正直で努力家で皆から愛される先生です。残念ながら今年9月にはクリニックを譲り引退されることが決まっています。本日の講演では普通のリウマチ医であれば「このくらいはやって下さいね」という内容をお話いただきます。

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◆毎週 木曜 10時福岡大学からペインクリニック専門医が来て神経原性疼痛、線維筋痛症を診察いたします◆休診:日曜・祭日 ◆駐車場なし

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