暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
5類に移行して以降、感染状況がわかりにくくなっていますが、現在、新型コロナウイルス感染者が爆発的に増加しており、小児では新型コロナウイルスの他にもRSウイルスやヘルパンギーナなど多くの感染症が同時多発的に流行しています。関節リウマチ患者さんは治療薬の影響で感染症に弱くなっていますので、この夏は人混みを避け、マスクを着用するなどの基本的な感染予防策を継続して下さい。
新しいリウマチのガイドラインでは、ステロイドの使用をより減らすように勧められています。当院では、ステロイドの使用を減らすように努めており、ステロイドを使わなくても疾患活動性をコントロールできるように治療薬を調整しています。現在、当院に通院中でステロイドが必要な方はほとんどおられません。MTXを体重に合わせて適切な量を使用してもコントロールできない場合に生物学的製剤やJAK阻害剤を加えておりますが、骨破壊が進行することなく経過していることがほとんどです。多くのエビデンスを元に作成されたガイドラインに従えば、治療効果をしっかりと得つつも安全に治療することができます。
また、関節リウマチ治療を安全に行うためには、必要時には各科の専門医の先生方と連携できる環境であることが重要です。当院では多くの連携施設の先生方にご協力いただいております。
8月14日(月)と15日(火)の2日間、お盆休みのため休診いたします。なるべく院内が「密」にならないように予約の日時を調整しております。予約外の受診が増えますと、待ち時間が増えますので、予約の日時にお越しください。
お知らせ
お知らせ2023.07.20